3年、2年、1年物のオーク樽で寝かされたランビックをブレンドし、シャンパンのように瓶内2次発酵で造られた酸味が個性のビール。日本人にとってなじみのない酸味の個性に驚いてしまうかもしれませんが、病みつきになる人も多いはずです。オーガニックの原料だけで造られています。

ランビック入門者にお勧めの、ほかのランビックに比べて少しだけ酸味の弱い爽やかな飲み口のランビック。ランビックの語源になったと言われる、レンベークにある唯一のブルワリーです。

5年間もオーク樽で熟成させたランビックに、少量の若いランビックをブレンドし、さらに5か月間も瓶内2次発酵させた贅沢なグーズランビック。

リンデマンスがオーナーの名前を冠して造った伝統と技術を集約した集大成のランビック。ジュースのようなフルーツランビックで有名なリンデマンスが、伝統的なランビックを再び造り名声を取り戻した逸品。

1871年創業の老舗ブレンダーが造るグーズランビック。ブレンダーとは、自らランビックを造らず、様々なブルワリーからランビックを集め、独自でブレンドし、熟成させてランビックを造る造り手。

2009年にピエールティルカン氏が立ち上げたブレンダーブルワリー。ブレンダーになかなかビールを卸さないカンティヨンのランビックをブレンドしていることでも注目されています。

ジラルダンは家族だけで経営している伝統的製法を守る作り手で、現在でも銅製のクールシップで冷却をしている数少ないブルワリー。また、他の醸造所のような見学ツアーは一切行わないことで有名で、今のところ中を覗くことは不可能なようです。

先代のアンリ氏は伝統的なランビックの造り手でしたが、2002年に改修費用を捻出できずにやむなく操業停止しました。2005年より別のオーナーにより操業再開しましたが、原酒はブーン醸造所がアウトベールセル専用のレシピで造っております。

「突然死」という名前のグーズランビック。ブリュッセル市内にも同名の人気カフェがあります。ランビック独特のえぐみや酸味の個性は控え目で素直な味わいです。

1781年創業の老舗ランビックブルワリー。現在は大手資本の傘下にありますが、伝統的なランビックも造り続けています。比較的癖も弱く、ランビックにしてはよく冷やしても楽しめます。

生産量が少なくベルギー国内でもなかなか手に入りづらい人気のランビックブレンダー。しかしその反面、価格も強気で高価なことが玉に傷です。

ドゥリー　フォンティネンとは「３つの泉」の意味。ジダルダン、リンデマンス、ブーンの原酒を使っていることに由来するといわれています。現在は自らランビックを造っていて、将来的には自社ランビックのみになる予定です。